Case Study [ case 1 ] 西予市森林組合様
インタビュー
西予市森林組合 参事 山本和可 様
Project URL
「面白いホームページを
作って欲しい」
私たち西予市森林組合はかつて様々な問題を抱えていました。担い手不足、地域からの認知不足、何より世間が林業に関心がない事。特にイメージが悪く窮地に陥ってました。
打開するためにとにかく林業を知って欲しい、西予市森林組合が何をしているのか分かるようにしたい、そういった課題を解決するためには唯一自ら情報発信できるウェブサイトに力を入れアピールしていかなければならないと思いました。
元々ホームページは持っていたのですが、面白みもなく更新されない簡素なものでこれではダメだと思い、どこか私たちの思いを受け止めてくれる単なるウェブ制作会社ではないところを探して連絡したのがオープンデザインさんでした。
他のウェブ制作会社では中々作れないものを作っていて何より面白い発想をする人たちでした。私たちは一言とにかく「面白いホームページを作って欲しい」そう要望しました。
自分たちが分かってるようで
気が付かないところ
異業種でありデザインから見た
林業への視点で
新しく出来上がった組合のウェブサイトは私たちが望んでいた本当に面白いものになりました。コロナ禍という事もあって人と会って話す機会が少なくなり人付き合いがしにくい世の中なので、話題作りにとても役立ってます。ウェブサイトを見た知り合いが連絡をくれたり、順調に採用の応募があったりと西予市森林組合、そして林業のイメージを変える事ができています。
それはオープンデザインさんが単なるウェブ制作会社でなかったところが大きいです。あらゆるものをデザインするオープンデザインさんはウェブサイト以外にも様々な提案をしてくれます。それは私たちにとって気付きで、林業に長年携わっているからこそ見落としているところもある訳です。
オープンデザインさんは自分たちが分かってるようで気が付かないところ、異業種でありデザインから見た林業への視点でアイディアを出してくれる。林業は昔でいう3K(キツイ・汚い・危険)で機械化が進んで昔よりは効率化が進んでいるものの、過去のイメージが払拭できていない。そういった負のイメージを変える提案も続けてくれてます。
一言で言えば林業で働く人たちの
ブランディングでした。
世間では木を伐採する人を木こりと呼びますが、オープンデザインさんは山護人(やまもりびと)というネーミングを考えてくれました。一言で言えば林業で働く人たちのブランディングでした。
単にオノで木を切る人ではなく、山を護り、木と共に生きる人々というイメージを作ってくれました。そこから山護人のロゴ、名刺、ユニフォーム、ウェブサイトで配信する写真や動画コンテンツなど提案してくれました。かっこよく描かれた山護人たちによって西予市森林組合だけでなく林業のイメージをより良く広報できていると思います。ウェブサイトだけでなく、地域の人々と交流し林業への関心を持ってもらうためにキャンプ場(西予市宇和町明間にMORIT(モリット)として2021年6月にオープン)を作ろうと提案されました。
面白いと思ってすぐ山を買って作りました。小中学生に見てもらう森林に関する教育動画だったりオープンデザインさんの提案力は多岐に渡ります。
これから、もっと林業や森林組合の取り組みを知ってもらうための動画制作やMORITでの活動を一緒にしていく予定です。
新しい情報やアイディアが貰えるので助かっています。
長年、様々なビジネスをされている企業のウェブサイトを数多く制作しコンテンツをデザインしているだけに、新しい情報やアイディアが貰えるので助かっています。
納期が延びる事もありますが、もっと良いものにできるから時間を下さい!という事で了解しています。しかし急な打ち合わせや連絡に対しては迅速に対応して頂ける。仕事ができるだけではだめでやはり最後は人柄です。これからも力になって欲しいと思っています。
日本全国の森林組合が触発されるようなプロモーション活動を行って日本の林業を盛り上げていきたい
とにかく組合を良くしていきたい。ここで働いて本当によかった、そう思ってもらえる組合にしていきたいんです。そして日本全国の森林組合が触発されるようなプロモーション活動を行って日本の林業を盛り上げていきたい。でもそれは簡単ではないと思っています。
プロモーションは一過性で終わっては意味がないし持続的に行わなければならない。これからも新しいコンテンツを考えウェブサイトで広報し続けなければいけないと思っています。それにはわたしたちだけでは限界がありますから、オープンデザインさんと今後も一緒に林業をプロモーションしていきたいと思っています。
インタビューアー 映画監督 片岡秀明