WEB制作で失敗しないために大切なこと

一番大切なことはコミュニケーション。

最近では、簡単に無料で or 格安でホームページが作成できます!という制作サービスが出てきたり、ネットの「仕事マッチングサイト」で制作会社や個人からコンペ形式の提案と見積りが送られてきて、その中から仕事の発注ができるという便利なサービスも多く見かけるようになりました。

もちろん、比較検討するためにできるだけ多くのところから相見積りをとってたくさんの提案を受けたり、簡単にホームページを作成できるサービスを利用することは間違いではありません。

しかし、そこから価値のある「ホームページ」を作ることができるでしょうか?「ホームページがあればいい。」というお考えならそういったサービスを利用されても良いと思います。

「楽さ」や「安さ」だけにフォーカスして決めてしまったり、制作会社であっても電話やメールだけで発注して最初の1回だけの打合せで制作を丸投げしてしまい、その結果「イメージと違う」「期待はずれ」という「代物」ができあがってしまった・・・という失敗もよく聞きます。

「人任せ」「自分でもつくれる」「コスト面だけ」のものは、必ずといっていいほどお客様の想像を越えるホームページはできません。

なぜなら、お客様が考えることのできる範囲のもの、またそれ以下のイメージのものしかつくることができないからです。

わたしたちのような制作会社を利用するのは、お客様が考えていること、思っていることを「引き出す」機会をつくり、そこから一緒にアイデアを膨らませたり、お客様が気づいていない価値を新しいコンテンツとしてつくりだすためです。

WEB制作に限ったことではありませんが、人は客観的にものごとを捉えることが苦手で、自分の思いつく限りの範囲でしか情報は出せないもの。お客様のユーザーに対しては客観的な視点が必要なのです。だから言葉で説明しきれない細やかなニュアンスを引き出し、組み立てる作業が直接会うことで生まれてくるのです。

もし制限している(忙しいから打合せはなしで、そちらに任せるよ!! …とか、以前作ったサイトのコンテンツはそのままでいいから、デザインだけ一新してよ…など)のであれば、制作会社だけの問題ではありません。

一番大切なこと、それは発注側と制作側との密なる「コミュニケーション」なのです。

「このサイトみたいな感じで作りたいんです」

わたしたちも打合せ時にお客様からよく言われることの一つです。参考にしてみたい、このサイトが好きというイメージを制作会社へ伝えることは間違いではないのですが、そのサイトの「どの部分」が気にいっているのか?それは、デザインなのか?コンテンツなのか? 全体の雰囲気がいいなと思っているのか?をお客様自身も明確に伝えることが重要です。

きちんとした打ち合わせもせず、安直に引き受けてしまう制作会社だと、お客様の意図、潜在的な要求を引き出さないまま、何となくふんわりと似たような感じでホームページを作ってしまう可能性もあります。

何を求めて、参考サイトだと言われているのか…そこをヒアリングし、本質を見極めることこそ「クリエーター」の仕事なのです。

わたしたちの場合は、結果的に初めに参考にしたWEBサイトに近いものができあがることはほとんどありません。その理由はもうおわかりですよね?それは、お客様の想像の範囲内のものをご提案しないからです。

「この人、安く作ってくれるから頼んでみたら?」

「ホームページをつくれる人、紹介してもらえない?できれば安くつくってもらいたいんだけど。」「個人だけど安くホームページをつくれる人知ってるよ。紹介しようか?」
「ホームページつくったことあるよね?私のところもつくってくれない?」

知り合いの紹介、友達…ということで安直に決めてしまわないでください。もちろん、紹介や友達につくってもらうことがダメだと否定しているわけではありません。
ただ、わたしたちの経験では、ホームページをつくったことがあるだけの友達、知り合いの個人、個人に近い制作会社に制作を依頼して成功したという例をほとんど聞くことはありません。

途中で連絡がとれなくなった、いなくなったという最悪の事態を目の当たりにすることもありました。

手軽さだけではなく自分のホームページを責任を持って最後までつくれるのか?で判断してください。でなければ、発注した後に「こんなはずじゃなかった」ということになってしまった場合、紹介してくれた人に気まずさを感じたり、遠慮から交渉しづらいという可能性もあります。

誰をターゲットに、何を一番伝えたいのかを明確に。

ホームページを作成するにあたって、単純に名刺代わりの会社案内でよいのか。商品を売るためなのか、優秀な人材を獲得するためのリクルート目的なのか。固定観念をはずさせたり、意外性を演出したり、ユーザーに受け入れられやすいように見せ方を変えたり…。読んでくれない、読みとばされるのが当たり前のネットの世界で盛り込みたい内容はたくさんありますが、訴求ポイントの優先順位の交通整理をしてくれるのが「クリエーター」なのです。

システム構築が得意、デザイン表現が得意、個人でやっている、法人として複数人体制でやっている…など、実に様々な制作会社が存在していますので、「クリエーター」として信用できる人にお願いしてください。

担当者は、ひとりがベスト。

各部署から担当者を選出し、WEB制作チームを結成!!はNGです。みんなで頑張ってつくろう!はとても聞こえがいいのですが「船頭多くして船山に登る」という諺(ことわざ)のごとく、指図する人が多すぎると、まとまるものもまとまりません。アイデアはたくさん出てきますが、アレコレと違った意見がたくさん出てしまい、情報整理どころかみんなの意見を平等に盛り込もうとして、かえって複雑になってしまいます。

その結果、いつまでたってもまとまらず、チームが空中分解する恐れも。オーナー(決裁権のある人)もしくはオーナーの意向を把握している人ひとりが責任をもって窓口を担当することをおすすめします。

作った後が本当のスタート。

WEBサイトをつくることが目的であってはなりません。サイト完成~!!だけではダメなのです。名刺代わりの会社案内的サイトならまだしも、本当の始まりはサイトが完成してからなのです。

きちんと会社の近況をつたえる最新の情報がありますか?古い情報はありませんか?新しくスタートするサービスのページはリリースと同時に掲載されていますか?

制作段階で、誰が、いつ、どうやって情報を更新し運用していくのか?も考慮して制作し、きちんと管理運営していかないと、せっかく作ったホームページが活かされません。アクセス分析を定期的にしながら、傾向と対策を練る。必要ならばプチリニューアルもしていく。ホームページは生き物です。ランニング費用はかかりますが、結果を出すためにはメンテナンスも肝心です。

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